
ケレナーズ・スポーツといえばコンピュータチューンをメインターゲットにしたBMWの正統派チューナーとして有名だが、最近のBMWチューナーのご多分に漏れずミニも手掛ける。
もちろん、ならではの実力を有することはいうに及ばずだ。
リポート|山城利公|T.Yamashiro フォト|本池邦雄|K.Motoike |
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ケレナーズ・スポーツといえば、BMWをベースにコンピュータチューンを中心に手掛ける、ドイツ有数のチューナーとして有名だ。これまでも、本誌や連載のBMWバイブルで、緻密かつ信頼性に優れたコンピュータチューンをメインに、その卓越したパフォーマンスアップを紹介している。
そのケレナーズ・スポーツの日本国内での窓口となっているケレナーズ・ジャパンから、待望のチューンドNEWミニが発進。早速、そのパフォーマンスを堪能するべく取材に出かけた。
主なチューニング内容は、これまで幾度となく紹介してきたBMW・E46(3シリーズ)とほぼ同じ。お得意のコンピュータチューンを筆頭に、高効率化を図る目的の吸排気チューン、さらにエンジンのパワーアップに対応するためのインチアップを含めたサスペンション系の強化などだ。
ベースは最もベーシックなONE(CVT仕様)。すでにクーパーS用のチューニングメニューも用意しているとのことだが、まずはNEWミニ・ビギナーにも抵抗感なくチューンドを味わってもらいたいということもあり、今回はONEを紹介することにした。もちろん次の機会には、クーパーSの試乗リポートを報告できるだろう。
ドイツ本国で書き換えられたデータを現車に再び読み込ませる、「オン・ザ・カー・プログラム」というコンピュータチューンにより得られたパワー&トルクは、126.9ps/6000rpmと18.4kg-m/4000rpm。ノーマルスペックと比べてみると、実にパワーで36.9ps、トルクで4.1kg-mも向上している。
もちろんスペシャル・エアフィルターと65φスポーツマフラーによる、吸排気系チューンも寄与しているが、なんといってもデータの書き換えによりここまでのパフォーマンスアップを実現しているところに、改めてケレナーズ・スポーツが誇るコンピュータ・リセッティング技術に驚かされる。
実際に走らせてみると、かなり力強さが増している印象で、特にスタート時に背中をトンと押し出されるような感覚が心地よい。極端ないい方をすれば、ノーマルのようにアクセルをグッと奥まで踏み込まなくても、軽くアクセルにタッチしただけでスッと気持ちよく加速状態に入ってくれる。
また、ノーマルの決して賢いとはいえないCVTのシフト制御についても、エンジンの出力特性が向上したためだろうかスムーズさが増しており、さらにマニュアルシフト時のメリハリ感が付加された感じで、爽快感が高まっているのがなによりも特筆できる。
オリジナルホイールに組み合わされるタイヤは215/40ZR17サイズで、ややオーバークオリティ気味にも感じるが、強化されたスポーツスプリングが大きくなった入力を上手く吸収していることがわかる。ハンドリングはダイレクト感が向上、クルマ全体の動きにも逞しさが加わって、実にスポーティに変身している。
適度なローダウンによるワイド&ローフォルムに秘めた、頼もしい走りと信頼性は、ビギナーでも持て余すことはないだろう。
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オン・ザ・カープログラムシステム。専用のアダプターを使って、差込ポートからコンピュータのマップを読みとる。それをドイツ本国に送信すると、後に書き換えられたデータが返信され、それをインストールして完了、という流れだ。 |
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コンピュータチューンは12 ps/1.2kg-mアップのステージI(80,000円)と、31ps/3.2kg-mアップのステージII(140,000円)が用意される。試乗車はONEベースのステージII。クーパーの場合はステージIのみ。他にケレナーズ製エアフィルターも装着(11,000円)。 |
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ケレナーズKスポーツホイールは7.5×17。ミニに17インチは大迫力。55,000円(1本)。タイヤサイズは205/40ZR17。 |
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BMWのマークをモチーフにしたエンブレムは600円。こんな細かいところからモディファイは始まるものです。とはいえ意外と印象は変わるから、お試しあれ。 |
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センター2本出しのオリジナルマフラーは、コンピュータチューンとの相性バッチリ。スチール製。ONE/クーパー用。90,000円。オールステンのクーパーS用もアリ。価格未定。 |
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アイバッハ製のオリジナルスプリングは30mmダウン。ノーマルのアイバッハよりバネレートは高く、線径も0.8mm太い。よりクイックなハンドリングが印象的。50,000円。 |
※スペックは本誌発売当時の値、価格は税抜き価格です。 |