OPEL
オペル・オメガワゴン・スポーツ
OMEGA WAGON
SPORT


ワゴンを知る人のきわめて賢い選択

高い居住性と積載性を誇るオメガワゴンに
スポーティモデルが設定された。
スポーツチューンドサスペンションが
組み込まれるとともに
17インチホイールや専用グリルで
精悍なイメージが与えられたこのクルマ、
走りでも語れるワゴンなのである。

リポート|斎藤 聡|S.Saito フォト|水野孔男|Y.Mizuno

高速巡航を重視したサスチューニング

 近くに寄ると、Lサイズワゴンらしいボリューム感が、そしてドアを開けると本革張りのシートとスッキリした、それでいて落ち着きのあるインテリアが、なるほどオペルのフラッグシップワゴンだけのことはある、と思わせる高級なムードを作り出している。なかなかの押し出しだ。サイズと価格、それに走りを勘案すると、これはなかなか魅力的なワゴンなのではないかと思えてくる。シートも、腰掛けると外観から受けるボリューム感を裏切らないだけの広さがあり、ゆったりとした気分で運転できる。
 搭載するエンジンは2.6リッターV6DOHCで、180ps/24.5kg-mを発生。走り出す前は、このボディサイズで2.6リッター? と思ったが、いざ走り出してみれば低回転域から充実したトルクが出ているので、まったく不足はない。それどころか、6000rpmプラスまでスムーズに回る。エンジンの加速フィールと、スポーティ仕様の足回りの引き締まった乗り味もあって、意外に元気に走るな、という感想を持ったほどだ。
 足回りは、スポーツといっても、スポーツドライブ向きというよりは、高速道路をハイスピードで巡航してもクルマの安定感が損なわれないことを狙った味付け。ダンパーがよく効いてクルマのロールスピードを抑え、落ち着きのある安心感を与えてくれる。
 左右独立式エアコンや、シートヒーター、MD/6連装CD+6スピーカーなど、快適装備も充実している。リアシートバックを倒したときにフルフラットにならないなど、気になる部分がないわけではない。だが、所有するために買うのではなく、使うクルマと考えたとき、つまり荷物を満載してロングツーリングに出かけるなどというシチュエーションを考えたとき、選択肢のひとつに急浮上してくるワゴンだと思う。
 

  ワインディングを攻めるというより、高速巡航時の安定性を狙ったチューニングは良識的といえるだろう。235/45R17というワイドタイヤを履きながら、乗り心地も決して悪くない。
  シート表皮はレザーが標準。タイトすぎずルーズすぎない、絶妙のホールド性を持つ。一方リアはシートクッションにやや腰が足りない。フロントと比べてやや違和感アリだ。
  ボディサイズから期待するとおり、ラゲッジスペースは広大のひと言。最大積載量は1800リッターを誇る。リアシートバックはワンアクションで倒れるが、完全にフラットにはならない。
  活発なオペル・エコテックエンジンの例に漏れず、この2.6リッターV6も全域で満足のゆく性能を持つ。特に低速トルクは豊かで、1.7トンのボディをみるみるうちに加速させる。
  フィット・アンド・フィニッシュやスイッチの操作感など、インパネのクオリティは高い。インダッシュCDチェンジャー、MDプレーヤーなど、オーディオ関係は特に充実。
 
Specification OPEL OMEGA WAGON Sport  
■全長/全幅/全高(mm) 4900/1785/1545  
■ホイールベース(mm) 2730
■トレッド(前/後)(mm) 1505/1515
■車両重量(kg) 1720  
■エンジン種類 Y26(SE)/V6DOHC24V
■排気量(cc) 2596  
■最高出力(ps(kW)/rpm) 180(132)/6000  
■最大トルク(kg-m(Nm)/rpm) 24.5(240)/3400  
■トランスミッション 4AT  
■サスペンション(F:R) ストラット/コイル:
マルチリンク/コイル
■ブレーキ(F:R) Vディスク:ディスク
■タイヤ(ホイール) 235/45R17(7.5J)  
■東京標準現金価格 ¥4,290,000  
問い合わせ先=日本ゼネラルモーターズ
※上記スペックは本誌発売当時の値です。
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