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今のうちにエコカーをメジャーに!(1/5)

エコカーが当たり前になる時代は来るか?
今のうちにエコカーをメジャーに!(1/5)

様々な技術が長足の進歩をとげ、かつては特殊で高価な機構も今や当たり前のように使われている。エコカー技術も果たしてそうなれるのか。(全5回第1回)
[2008/01/23]

「高性能」から「当たり前性能」へ

ツインカム。なんといい響きの言葉だろう!と思うのは筆者だけ?あるいは筆者と同年代のクルマオタクだけ?そうかもしれない。何しろ今やツインカムなんて珍しくも何ともない。むしろそうでないエンジンを探す方が難しい。でも筆者のように「三丁目の夕日」を実際に生きてきた世代にとってツインカムはどんなに特別なものであったか。

そう、ツインカムはかつて一部の車種にしか設定がない特殊で高価な機構であった。また「高性能」の代名詞でもあった。しかしそんなツインカムも今では軽自動車に搭載されるほど当たり前のものになってしまった。コストが下がり、信頼性もアップ。排気ガスもきれいだし燃費もいい。つまり誰もが手にできる高性能(?)…いや、そうではない。みんなが手にしてしまったのでそれはもはや「高性能」ではない。「当たり前」性能なのだ。

この「当たり前」性能になって、初めてその技術が一般に普及したといえるようになる。そう考えるとエコカーなどまだまだ。マスコミが様々な環境技術をもてはやすから、すっかりそれらが普及しているものだと錯覚してしまう。でもどれも少々お高いとか、使い勝手が悪いとか、フツーに購入して使うには更なる改良が必要とされるものばかりだ。だから「地球温暖化問題はもう大丈夫」などと安心するのはまだ早い。読者の方々もそういう視点をしっかりもって、これからもクルマを取り巻く業界や政府の動きに目を光らせてほしい。

筆者プロフィール

白洲輪太郎(しらす・りんたろう)
約30年の自動車メーカー勤務歴のうち半分を広報で過ごす。日米貿易摩擦から、商品、工場見学まで幅広く担当。残りの半分はマーケティング部門でマーケティングの4P(Product, Price, Promotion, Place)に携わる。現在はCO2削減に貢献すべく自転車のロードレーサーにはまるが、すぐに息があがり、かえってCO2を多く排出しているとの説も。
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