2028年。今から20年後のクルマはどう進化しているのだろうか? フォルクスワーゲン社が、これからの自動車が進む世界をウェブサイト内に創り上げた。
より安全で、より環境に優しく、より快適なクルマ
このサイトは、2028年に生きる父親が、20年前のクルマ社会を息子に話してきかせる所から始まる。「昔は、ガソリン車に乗っていた」と話す父に、息子は「その頃はスーパーリッチだったの?」と聞き返す。20年後、ガソリン車は富裕層だけのものになっているのだろうか?
フォルクスワーゲン社は、ウェブサイトの中で多くの疑問を挙げている。「いつ頃からクルマと信号機の情報通信は始まるのか?」「将来、交通渋滞は無くなるのか?」「エミッションフリー自動車は、運転を楽しめる様になるのか?」など…。世代を超えた自動車好きが持つであろうこれらの疑問への回答や解決策が、このサイトで見つけられるのだという。
3種の未来カーも提案
サイトでは、現在のクルマが抱えるエネルギー、安全、環境といった問題を解決する研究や技術、そして社会への提言などが分かりやすく紹介されている。
この他に、都市型コミュータの「one」、スポーティ2シーターの「ego」、そしてファミリーカーの「room」の3台のコンセプトカーが登場する。
フォルクスワーゲン社の乗用車部門のマーケティング責任者のJochen Sengpiehl氏によれば「これらのクルマは、我々が持っている将来へのビジョンを具現化したものです。近未来のクルマが、どのように信号機と情報交換するのか? 車内に立体映像をつくり出すことで、運転者をどのように助けることが出来るか? さらには、エミッションフリー車が、運転の楽しさをどのように得るのか? などを示してくれる」という。
登場するコンセプトカーを眺めると、これらが実現するのは、20年よりもっと先のことのように感じてしまう。だが、今から20年前を振り返れば、これからの20年間の技術の進歩は、想像を超えた速度で進行するかもしれないとも感じる。1988年に、ハイブリッド車が普通に走り回る世界を実感出来ていた人は、そう多くはなかったはずだ。
フォルクスワーゲン社が立ち上げたウェブサイトは、 www.volkswagen2028.comだ。残念ながら、英語とドイツ語版しかないが、辞書を片手に読んでみる価値は充分にあると思う。
Report:染谷英一郎
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