VWは、従来のハイブリッドカーとはまったく逆のモーターによる走行をメインにするプラグインハイブリッドカーを発表。このシステムを搭載した「ゴルフTwinDrive」が走り出した。
風力・水・太陽エネルギーで作られた電気を使う
6月26日。ドイツ・ベルリンで行われた“Flottenversuch Elektro- mobilitaet(フリート試験走行:エレクトロモビリティ)”で、VWはプラグインハイブリッドカー「ゴルフTwinDrive」を発表した。プラグインハイブリッドとは、モーター駆動に使用する電気エネルギーを家庭用のコンセントから充電し、内燃機関の駆動力とのハイブリッドで走行するシステムである。
このゴルフTwinDriveが従来のハイブリッドカーと大きく異なる点は、内燃機関(エンジン)の駆動力をモーターがアシストするのではなく、モーターによる駆動力をメインに内燃機関が副走行モードとしていることだ。電気モード走行で50kmの航続距離を持つリチウムイオンバッテリーに、組み合わされるエンジンはTDI(ディーゼルターボ)やTSI(ガソリンターボ)で、ドイツの一般道を100km走行する場合、8kW/hの電力と2.5Lの燃料しか使わないという、優れた燃費性能を誇る。しかも電力は、風力・水力・太陽エネルギーによって作り上げられたものをコンセントから充電しているという。ドイツでは、現在電気エネルギーの13%が風力から賄われ、政府はそのシェアを2020年に30%まで拡大する目標設定をしている背景もあり、ゴルフTwinDriveの環境への負担はもの凄く低い。それでいて最高出力は130kWと高く、走る楽しさも兼ね備えている点は見逃せない。
VWは、今後エネルギー供給や電池技術などの7会社とともに研究を進めていくという。
Text:相沢耕平
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