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[Volvo]

[2008/06/20]

クルマの安全性能をリードし続けるために・・・
ボルボ・カーズ・セーフティセンター

ボルボ・カーズ・セーフティセンターニューモデルのXC60に「シティ セーフティ」と呼ばれる追突事故回避システムを採用するなど、新たな安全技術を開発し、この分野でリードし続けるボルボ。そのセーフティセンターが公開された。

終幕を迎えることがないボルボの安全への取り組み

1958年に3点式シートベルトの標準装備化を進め、サイドエアバックも初めて導入するなど、日本国内でもその安全性が評価され好評を博しているボルボ。最近ではブランニューモデルとなるスモールSUVのXC60に、「シティ セーフティ」と名付けられた安全技術を採用。このシステムは30km/h以上の速度で、前方にいる車両が急減速し追突の危険が迫っていることをセンサーが感知すると、急制動に備えてブレーキに予圧をかけ、またそれでも衝突の危険性があると判断した場合、自動的に急ブレーキをかけてくれるものだ。また前方車両との相対速度が 15km/h以下であれば、衝突事故を完全に防止できるという。

このように新たな安全技術を次々と投入しているボルボにおいて、その開発の中核を担っているのが「ボルボ・カーズ・セーフティセンター」だ。2000年に設立された同センターは、ボルボ・カーズのユニークなクラッシュテストを行う実験棟であり、スウェーデンのイエテボリにあるテクニカルセンターと工場の間に挟まれた場所に位置している。

このクラッシュ実戦棟は、108mと154mという2つのテスト路を完備しており、これらは0-90度まで角度を調整できることから、動いているクルマどうし様々なスピードと角度によるクラッシュテストを行うことが可能。つまり実際の交通状況を想定した、様々なテストコンディションを作り上げることができるわけだ。

その他にもバリヤへの前面&後方衝突、サイドインパクトテストはもちろん、トラックのクラッシュテストなども行っており、固定路には120km/hの速度でクラッシュさせることもできるとのこと。ちなみに実車を使用して1年間で行われるテストの数は400件にのぼるという。

今年3月にこのセーフティセンターのマネージャーとなったHans Nyth氏は、「我々のビジョン、それは2020年までに、ボルボに乗っている人が誰も殺したり傷つけたりしないシステムを作り上げることだ。それには全社一丸となる安全に対しアプローチすることが必要とされる。我々はプライオリティを“人々”、“インフラ”、“クルマそのもの”という3つの事柄に集中させている」とコメントしている。

ボルボでは、1970年から事故調査チームを発足させ、実際の交通事故におけるデータ収集を行っており、現在までの件数は36000件以上、6万台分のデータが集まっているという。このようにして相変わらず安全技術に対して積極的なボルボ。これらの充実した体制から、今後もオリジナリティにあふれ、しかも有効なセーフティ機能が生まれてくることであろう。

Report:相澤隆之

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