待望のハイブリッドモデルは、クラウンのトップグレードという位置づけで登場。環境性能と経済性はもちろん、アスリートを凌駕する走行性能と、ロイヤル以上の快適さを実現した。
クラウンらしさを追求
クラウンは、トヨタにとって看板モデルである。その開発に携わる者は、過去の栄光や顧客の高い要求レベルに確実に応えることが要求されるため、神経が安まる間がない……、以前そんなことを耳にしたことがある。恐らく、今でもクラウンの担当者たちが担う重責は変わらないはずで、たとえレクサスブランドが市場に浸透しつつあっても、高級サルーンとしての「トヨタのクラウン」に対する顧客の期待値は高い。
今年2月にフルモデルチェンジされたクラウンは、アスリートはスポーティに、ロイヤルは穏やかに…という明確なキャラクター分けが施された。それは、先代ゼロクラウンにおいて、ややトンガリ過ぎたことへの反省でもあるかもしれないが、新たな顧客層を開拓したことは間違いない。現行のアスリートとロイヤルは、そんなゼロクラウンで獲得したスポーティ派と、従来までの保守派の両立を狙ったポジショニングともいえる。つまり、クラウンというブランドには、やはり「クラウンらしさ」が欠かせないテイストであるということだ。
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