トヨタ自動車は10月10日、カローラとカローラフィールダーをフルモデルチェンジし、ニューモデルの販売を開始した。新型には、コンパクトカーとは思えない数々の先進技術が採用された……。
上級車を凌駕する充実の安全装備
今年で誕生から40周年を迎えたトヨタ製小型セダンの代名詞的存在、カローラが9度目のフルモデルチェンジを受け、新型に生まれ変わった。カローラは 1966年の初代誕生以来、約3000万台が生産され、その時代の一歩先の性能や装備、質感の高さを有することで、ユーザーから“信頼”と“安心”を培ってきたのはご承知の通り。
では、新型はどういった点が抜きん出ているのかというと、それはずばり、コンパクトカーの枠を超えた先進技術の採用だ。一昔前までは、カローラはコロナを超えてはいけなかったし、ヴィッツに抜かれることもなかった。ところが時代が求める安全性の要求やプレミアムコンパクトの登場などにより、そうしたヒエラルキーは崩れ始め、それを決定づけるかのようなフルモデルチェンジが、10代目カローラに施されたのである。
具体的には、これまで高級車(高額車)に採用されていた、衝突時の被害軽減を図る“プリクラッシュセーフティシステム”がそのひとつ。ミリ波レーダーによって衝突(追突)の可能性を検知し、危険回避が難しいと判断される場合にシートベルトを巻き上げ乗員保護能力を高めたり、自動的にブレーキを作動させる高度な安全システムが、一部のグレードとはいえこのクラスのクルマに標準装備されたのはニュースだ。
さらにカローラアクシオ(新型ではセダンモデルはカローラアクシオと呼ばれる)には、後退時に後方映像を映し出すバックモニターが“全車に標準装備”された。一方、ワゴンのカローラフィールダーには、シートアレンジが容易にできる「ワンタッチ格納リアシート」が採用された。また、プリウスなどで好評を得ている、駐車時のハンドル操作をサポートするインテリジェントパーキングアシストや車間距離を制御しながら速度調整/減速を自動で行うレーダークルーズコントロールも設定されている。快適・安全性を得るためには高級車を買わなくてはいけない、そんな時代が移り変わってきていることを予感させる装備の充実ぶりだ。
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