ワゴンRに続き新型シャーシ採用第2弾はアルト・ラパン。セダン系ボディのフォルムは、より洗練されハイト系Kカーのような生活臭も感じさせない。まさに若い女性をターゲットにしたクルマだ。
コンセプトは「グッドデザイン+グッドドライブ」
新型シャーシの採用で走りの質感がアップしたワゴンRに続き、このシャーシを採用し、2代目アルト・ラパンが11月26日登場した。初代モデルの登場は2002年。じつに6年振りのフルモデルチェンジとなる。
従来モデルは、アルトの冠を使いながらもベースは当時のMRワゴン。そのレトロ感覚を漂わせる四角いボディは、ボディの見切りの良さやウサギをモチーフにしたエンブレムを代表とする可愛らしいイメージが若い女性を中心に人気を博してきた。その一方で、男性向けにかつてのカフェレーサーを彷彿させるスポーティ仕様「SS」をラインアップするなど、多彩な展開を見せてきた。新型ラパンのコンセプトは「グッドデザイン+グッドドライブ」。従来モデル同様、エッヂを丸めたスクエアな可愛いフォルムは継承&洗練されているが、そこには乗る人の快適性を重視したさまざまな工夫が施されている。
まず、何より新型シャーシの採用によりホイールベースは従来モデルより40mm延長。パッケージングデザインの進化もあって、居住スペースが大幅に拡大されている。とくに後席のスペースが拡大されているのは、近年のKカーが1人乗りより3人または4人乗車で使われる頻度が高まっていることも要因のひとつだろう。さらにドアの開度を66度にアップし、リアドアの開度も80度と大きく、さらにシートとBピラーとの間を拡大をするなど乗降性アップした。
運転席のシートスライドは、240mmと長いだけでなく24ノッチと細かく設定され、シートリフターやチルトステアリング、シートベルトアジャスターを全車に標準装備し、運転者の体格を問わず快適なドライビングポジションが取れるようになっている。
またインパネシフトの採用により、左右ウォークスルーが可能となり、同時にシートはベンチシートタイプになったことでアームレストの大型化とゆったりとした座り心地を提供。これは小振りなシートを採用する従来モデルから大きな進歩だ。そのほか、豊富な収納スペース(ラゲッジにはアンダーボックスを採用)や照明付きバニティミラー(一部グレードに設定)、抗アレルゲン+カテキン・エアコンフィルターの採用など、快適装備も充実化した。
搭載エンジンは、新世代のNAとターボの2タイプを設定。ミッションは、NAエンジン搭載車が4速ATとCVT、ターボがCVTをラインアップし、駆動方式は、FFと4WDを全グレードに設定。NA・FFのCVT車が24.5km/L、4速AT車は22.5km/Lと優れた燃費性能も特徴だ。
グレードは、ベーシックなG、装備を充実させたX、ターボエンジンを搭載するTの3タイプを設定。価格は、GのFF・4速AT車が104万7900円で、XのFF・CVT車は122万2200円、ターボのTは、FF・CVT車で135万7650円。残念ながら、新型ラパンにはジュライモデルにラインアップされたSSのようなスポーティ仕様の設定はない。
Text:相沢耕平














