富士重工業が、9月11日にドイツで開幕するフランクフルトショーに、新型インプレッサをベースとしたWRカーを出展すると発表した。5ドアの戦闘スタイルはなかなかグッドスタイル!?
勝つための新しいカタチ
フランクフルトショーでは、新型インプレッサが欧州デビューを果たすとともに、それをベースとしたWRカー(世界ラリー選手権に出場するレースカー) コンセプトが世界初公開となる。今回発表されたのはスタディモデルの写真のみで内容については公開されていないが、最も大きなトピックは、WRカーも(4ドアセダンではなく、3ドアでもない)5ドア仕様で登場するということだろう。
これまでの印象からWRカーというとどうしてもセダンをイメージしがちだが、こうしてバンパーやスポイラー類によって武装された5ドアのスタイルを見ると、なかなかのグッドルッキン。それに何より、こと走りのポテンシャルについては5ドアの方が有利になる点も見逃せない。
その理由はオーバーハングの短さにある。リアタイヤより後ろ側がスパッと切り落とされた5ドアボディは、旋回時に発生する回転方向の質量の低減、すなわちヨーモメント特性に優れる。特に強い横Gの連続となるコンペティションレベルでは、セダンとの差は大きな違いになるだろう。少し大げさに言えば、この5ドアスタイルは“勝つための新しいカタチ”なのだ。
このところWRCでの戦績が振るわなかったSWRT(スバル ワールド ラリー チーム)にとってみれば、いち早くニューマシンを投入して戦闘力を高め、挽回を果たしたいはず。
またユーザーにとってはレースリザルトもさることながら、WRカーのベースとなる市販モデル、すなわち次期インプレッサ STIの登場にも期待したいところだ。
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