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市街地もアウトバーンも得意
日本では東京モーターショーにて発表され、同日予約受付が開始された新型スマートフォーツー。本国ではすでに、ハイエンド・バージョンであるブラバス仕様が発売されている。
[2007/11/01]
市街地もアウトバーンも得意
スマートフォーツーBRABUS
日本では東京モーターショーにて発表され、同日予約受付が開始された新型スマートフォーツー。本国ではすでに、ハイエンド・バージョンであるブラバス仕様が発売されている。[2007/11/01]
初代ブラバス仕様で感じられたチューニングイメージを払拭
日本では10月下旬から発売がスタートした2世代目のスマートフォーツー。デリバリーは来年2008年1月が予定されているが、欧州ではすでにフルモデル・チェンジしたニュー・スマートがミズスマシのように走り始めている。
といってもこの新しいスマートは、デザインが旧型とほとんど変わらない全くのキープ・コンセプトで、サイズが僅かに20センチほど長く、また幅が4-5センチ広がっただけなので、余程気をつけて観察していないと見過ごしてしまう。
その結果かもしれないが、繁殖のスピードはモデルチェンジ後のクルマとしては随分とスローで、ドイツ本国でも今年前半期の販売台数は1万台弱と前年度のレベルには達していない。しかしそれでもドイツそして欧州の大都市圏では、ユニークな2シーター・シティー・コミューターの最右翼として存在感をはなっている。
さてこのスマートに「ブラバス・バージョン」が加わったので早速ブラバス・スマート本社のあるボットロップへ向かう。この町は日本人の多く住んでいるデュッセルドルフの北、かつてルール工業地帯と呼ばれていた中部ドイツに位置している。
全長2.7メートル、全幅1.5メートルへと成長したスタンダード・スマートは、質感も大幅に進化したが、このハイエンド・バージョンはさらに磨きがかかっている。
ブラバス仕様にはスタンダードのスマート・フォーツー・ブラバスとブラバス・エクスクルーシブの2種類が用意されているが、この2台ともエンジンは等しくチューンされ、総排気量999ccの3気筒ターボ・エンジンは吸排気系の変更とエンジン・マネージメントの最適化によって最高出力は98馬力/5500rpm、最大トルクは140Nm(14.3kg-m)/3500rpmを発生する。
5速セミ・オートマチックの組み合わせによるカタログ上の性能は0-100km/hまでが9.9秒、最高速度はリミッターによって155km/hに制限されている。
エクステリアで目立つのがボディの四隅にレイアウトされているワイドタイヤである。フロントには5.5Jホイール(ブラバス・モノブロック)と175/50R16、そしてリアには7.5Jと225/35R17がそれぞれ組み合わされる。
また空力特性改善のためにフロントには両脇にドライビング・ランプを持つ大型バンパースポイラー、そしてリアエンドには専用スカート中央から2本のマフラーカッターが突き出している。
インテリアも一層格上げされ、レザーとアルミのアプリケーションが各所に装備されている。またスタンダードではオプションのダッシュボード中央から生えているタコメーターと時計も、ブラバスでは標準装備となっている。いかにも後付けチューンド・バージョンという雰囲気であった旧モデルと違って、ニュー・ブラバスはずい分と立派な「量産車」になった。
といってもこの新しいスマートは、デザインが旧型とほとんど変わらない全くのキープ・コンセプトで、サイズが僅かに20センチほど長く、また幅が4-5センチ広がっただけなので、余程気をつけて観察していないと見過ごしてしまう。
その結果かもしれないが、繁殖のスピードはモデルチェンジ後のクルマとしては随分とスローで、ドイツ本国でも今年前半期の販売台数は1万台弱と前年度のレベルには達していない。しかしそれでもドイツそして欧州の大都市圏では、ユニークな2シーター・シティー・コミューターの最右翼として存在感をはなっている。
さてこのスマートに「ブラバス・バージョン」が加わったので早速ブラバス・スマート本社のあるボットロップへ向かう。この町は日本人の多く住んでいるデュッセルドルフの北、かつてルール工業地帯と呼ばれていた中部ドイツに位置している。
全長2.7メートル、全幅1.5メートルへと成長したスタンダード・スマートは、質感も大幅に進化したが、このハイエンド・バージョンはさらに磨きがかかっている。
ブラバス仕様にはスタンダードのスマート・フォーツー・ブラバスとブラバス・エクスクルーシブの2種類が用意されているが、この2台ともエンジンは等しくチューンされ、総排気量999ccの3気筒ターボ・エンジンは吸排気系の変更とエンジン・マネージメントの最適化によって最高出力は98馬力/5500rpm、最大トルクは140Nm(14.3kg-m)/3500rpmを発生する。
5速セミ・オートマチックの組み合わせによるカタログ上の性能は0-100km/hまでが9.9秒、最高速度はリミッターによって155km/hに制限されている。
エクステリアで目立つのがボディの四隅にレイアウトされているワイドタイヤである。フロントには5.5Jホイール(ブラバス・モノブロック)と175/50R16、そしてリアには7.5Jと225/35R17がそれぞれ組み合わされる。
また空力特性改善のためにフロントには両脇にドライビング・ランプを持つ大型バンパースポイラー、そしてリアエンドには専用スカート中央から2本のマフラーカッターが突き出している。
インテリアも一層格上げされ、レザーとアルミのアプリケーションが各所に装備されている。またスタンダードではオプションのダッシュボード中央から生えているタコメーターと時計も、ブラバスでは標準装備となっている。いかにも後付けチューンド・バージョンという雰囲気であった旧モデルと違って、ニュー・ブラバスはずい分と立派な「量産車」になった。
アウトバーンでも高いロードホールディング性を発揮
旧モデルと同様、シフトレバー後方にあるキーを捻ると、後方から独特の電気モーターのような3気筒の唸り声が伝わってくる。
太めのリムを持つステアリングホイールは、小さなスマートを自在に操れると思われるほどの頼もしさが感じられる。
ブラバスでは標準装備となるシフトパドルを手前に引いてローを選択、スロットル・ペダルを踏み込むと、98馬力と140Nm(14.3kg-m)のコンパクトカーには十分以上のパワーによって素晴らしい加速を開始、街中をスイスイと駆け抜けることができる。
小型モーター(アクチュエーター)によってクラッチのオンオフが行われるセミ・オートマチックは、以前よりはずっとトルクの途切れは少なくなったが、まだトルコンやツインクラッチ式には敵わない。まあ、それでも旧型よりはずっとましである。
ブラバス製のハードなスポーツ・サスペンションは思った以上に乗り心地は良く、工事中の悪路でもそれほど大きなショックを感じられずにクリアすることができた。もちろんホイールベースが短いために、路面に対するボディの動きは大きいがシティ・ラウンドアバウトカー(街乗り)としては十分に耐える乗り心地である。
このスマート・ブラバスは、市街地走行だけでなくアウトバーンへ乗り込んでも十分に通用する性能を持っている。これはドイツ向けに開発されたクルマの性(さが)とも言うべきもので、高速のレーンチェンジでの驚くほどリニアでシットリと落ち着きのあるステアフィール、そして安心感に満ちたロードホールディングは日本の軽自動車では真似のできないものだ。
ブラバス製の前後16+17インチホイールと締め上げられたサスペンションによって、最高速度付近における高速走行もまったく不安のない走行を見せてくれた。またフロントがディスクでリアがドラムという古典的なブレーキも、安定した十分な制動力を発揮してくれた。
価格はスマートフォーツー・ブラバスが1万9490ユーロ(約311万円)、ブラバス・エクスクルーシブが2万2430ユーロ(約360万円:共にドイツの19パーセント付加価値税込)と非常に高価だ。しかしそれ故にこのブラバス・スマートは非常にユニークな存在になるに違いない。さらに二酸化炭素排出量は僅か124g。アル・ゴアもノーベル平和賞を獲得したし、そろそろスポーツカーを止めてこのような環境コンシャスなスポーティ・カーに乗るのもインテリジェントな選択だと思う。ただし残念なことに日本への正式輸入時期はまだ決まっていない。
Report:木村好宏
太めのリムを持つステアリングホイールは、小さなスマートを自在に操れると思われるほどの頼もしさが感じられる。
ブラバスでは標準装備となるシフトパドルを手前に引いてローを選択、スロットル・ペダルを踏み込むと、98馬力と140Nm(14.3kg-m)のコンパクトカーには十分以上のパワーによって素晴らしい加速を開始、街中をスイスイと駆け抜けることができる。
小型モーター(アクチュエーター)によってクラッチのオンオフが行われるセミ・オートマチックは、以前よりはずっとトルクの途切れは少なくなったが、まだトルコンやツインクラッチ式には敵わない。まあ、それでも旧型よりはずっとましである。
ブラバス製のハードなスポーツ・サスペンションは思った以上に乗り心地は良く、工事中の悪路でもそれほど大きなショックを感じられずにクリアすることができた。もちろんホイールベースが短いために、路面に対するボディの動きは大きいがシティ・ラウンドアバウトカー(街乗り)としては十分に耐える乗り心地である。
このスマート・ブラバスは、市街地走行だけでなくアウトバーンへ乗り込んでも十分に通用する性能を持っている。これはドイツ向けに開発されたクルマの性(さが)とも言うべきもので、高速のレーンチェンジでの驚くほどリニアでシットリと落ち着きのあるステアフィール、そして安心感に満ちたロードホールディングは日本の軽自動車では真似のできないものだ。
ブラバス製の前後16+17インチホイールと締め上げられたサスペンションによって、最高速度付近における高速走行もまったく不安のない走行を見せてくれた。またフロントがディスクでリアがドラムという古典的なブレーキも、安定した十分な制動力を発揮してくれた。
価格はスマートフォーツー・ブラバスが1万9490ユーロ(約311万円)、ブラバス・エクスクルーシブが2万2430ユーロ(約360万円:共にドイツの19パーセント付加価値税込)と非常に高価だ。しかしそれ故にこのブラバス・スマートは非常にユニークな存在になるに違いない。さらに二酸化炭素排出量は僅か124g。アル・ゴアもノーベル平和賞を獲得したし、そろそろスポーツカーを止めてこのような環境コンシャスなスポーティ・カーに乗るのもインテリジェントな選択だと思う。ただし残念なことに日本への正式輸入時期はまだ決まっていない。
Report:木村好宏
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