サーブは、同社が1977年に世界で初めてターボチャージャーを搭載した「サーブ99」の登場から、30周年を記念した限定車「ターボX」を発売した。
北米マーケットのみ600台の限定販売
1977年のフランクフルトモーターショーで、世界初のターボチャージャーを搭載した「サーブ 99」が登場して以来、30年の節目を迎えた今年、デビュー時と同じフランクフルトショーで発表された「サーブ ターボX」。この記念モデルがいよいよ発売されることとなった。
往年の「サーブ99」や、その後1985年に登場した「サーブ900」のスペシャルモデル、「ブラック ターボ」の現代版となる「ターボX」は、「900」を彷彿させる「ジェットブラック」のカラーリングで登場。チタニウムグレーのグリルやディテールのアクセントも同じく「900」から継承されたという。ボディタイプは4ドアセダンとともに「スポーツコンビ」と呼ばれる5ドアワゴンも用意されている。
さらにエクステリアではインタークーラー冷却のため開口部の大きいバンパーや、前方にせり出したリップスポイラーも特徴的。リアではエアロタイプのバンパーとともに、セダンのトランクにはスポイラーも装着されており、非常にスポーティなルックスを見せる。
最大の注目ポイントとなるエンジンは、2.8リッターV6にツインスクロールターボチャージャーを搭載し、280ps/5500rpmの最高出力と2150rpmという低回転域で40.8kg-mという最大トルクを発生。トランスミッションは6速MTと6速ATの2タイプが組み合わされる。
またもう一つの特徴的なメカニズムとしてサーブ独自の4WDシステムである「サーブXWD」が搭載された。これは車両制御システムのESPと協調して、前後トルク配分をコントロールするのはもちろん、eLSDと呼ばれる電子制御ディファレンシャルによって、リアの片側だけに40%まで多くのトルクを伝達することが可能。左右輪制御も含めたAWDシステムとしては、このセグメントで初の搭載となる。
バイオエタノール車の普及に積極的で、すでにヨーロッパ市場ではE85で4割近いシェアを獲得しているとも言われるサーブ。もともとエタノール燃料はターボエンジンと相性がいいのだが、さすがにこのターボXにはバイオエタノール仕様は用意されていないようだ。
Report:相澤隆之
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