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2008年のカイエン価格改定を発表
ポルシェ カイエン

ポルシェが今年7月1日以降、カイエンの価格を改訂することを発表した。新価格はドイツ国内のものだが、他国の販売価格への影響はあるのか。
[2008/04/02]

価格上昇と共に装備を充実

ポルシェ社は、現行の第2世代カイエンを「お客様から非常に多くの需要を受けているモデルだ」と認識している。Driving Futureでも今年2月8日に紹介している通り、カイエンの販売は好調で、生産累計20万台に達している。特に北米市場での人気が高く、2008年1月だけで1083台のカイエンが納車されている。好調の理由をポルシェ社は「直噴エンジン搭載による最大15%の燃費向上や、E10バイオエタノールエンジンでも走行可能な点が、お客様へのバリューを高めたこと」だと自己分析している。

価格上昇の幅はグレードによって異なるが、1.4%から2.8%となっており、新しい価格(ドイツ消費税19%および諸税込み)は、次の通りだ。
・カイエン(MT):52,449ユーロ
・カイエンS(MT):67,681ユーロ
・カイエンGTS(MT):78,034ユーロ
・カイエンTurbo(ティプトロS):111,711ユーロ
 
各モデルは価格上昇に伴い、アップグレードされる。例えばカイエンTurboには、タッチスクリーン式のポルシェ・コミュニケーション・マネジメント(PCM)マルチメディアシステムが標準装備される(他グレードではオプション)といった具合だ。

日本の販売価格への影響は?

ポルシェ社は他国の販売価格については一切コメントしていない。しかし、特にうがった見方をしなくても、昨今のドル安ユーロ高の傾向が影響していると考えられる。この傾向は、ポルシェ社に限らず、北米に輸出を行っている欧州企業にとっては、頭の痛い問題だ。ドル建て販売となる北米市場は、カイエンの全世界販売台数の実に30%を占める大規模市場。本国での価格上昇を北米での価格改定に繋げたいのではないだろうか。

気になる日本はどうだろうか。こちらもポルシェ社はコメントしていないが、日本円とユーロの関係を見ると、最近は円高ユーロ安傾向で推移している。昨年7月には1ユーロ170円弱まで高騰していたユーロだが、現在は156円前後にまで下がっている。為替相場の推移だけで単純に結論づけることは出来ない。だが、この傾向が続くの
であれば、最大で2.8%という今回のカイエンの価格上昇は吸収され、日本での販売価格への影響は出ないとなることを期待したい。もっとも、価格が下がる方向への改訂なら歓迎したいものだが。

Report:染谷英一郎
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