日産自動車は、スカイラインクーペをフルモデルチェンジし、10月2日に新型の販売を開始した。
日本に、クーペのときめきを。
日本のクーペ市場はけっして活況とはいえず、かつて人気を集めたクルマが次々と姿を消している。それどころかスポーティカー市場、いや新車販売そのものの低迷が続いている。そんなクルマ離れに歯止めがかからない状況のなか、日産自動車が新型スカイラインクーペを送り出した。宣伝広告のキャッチコピーは「日本に、クーペのときめきを。」。CMキャラクターは、世界で活躍する日本人の渡辺謙さんとイチロー選手。世界を知る男のメッセージとして、クーペ(=趣味性の高いクルマ)を所有することの楽しみを世に伝えようとしているのだ。
このように、多額の宣伝費を投じながらスカイラインクーぺそのものではなく、「クーペの宣伝」とも取れる広告展開をしなくてはならないのが現在の日本市場の状況であるわけだが、一方この宣伝で、スカイラインクーペの魅力=クーペの魅力と結びつけてしまっているあたりは、日産自動車のこのクルマに対する自信が表れている部分といえる。クーペ市場でNo.1の座を狙える実力を秘めているからこそ「日本に、クーペのときめきを」と言い放てるのであり、世界の競合車にヒケを取らないことをアピールするために、渡辺謙さんやイチロー選手をメッセンジャーに起用したということだろう。
確かにハード面を見ると、スカイラインクーペは昨年登場したスカイライン(セダン)とは別のクルマに仕上っている。共有しているのはプラットフォームと内装の一部ぐらい。しかも共通プラットフォームを使っているとはいえプロポーションは大幅に変更されていて、クーペの方が全長が短く、全幅はワイドで、全高は低い。結果ボディパネルについては、セダンの共通部品がドアハンドルとウインカーレンズだけで、あとはすべて新設計し直すという徹底したこだわりを見せる。
関連記事
[NISSAN]のおすすめコンテンツ
[新車情報]のおすすめコンテンツ








