国産メーカーでいち早く水素エンジンを手がけたマツダが国土交通大臣の認可を受けナンバーを取得し、公道走行試験を開始する。
ハイブリッド採用で水素での航続距離は200km
ロータリーエンジンは、その構造から圧縮/燃焼/排気を別々の場所で行うため、燃焼室の温度が高まると異常着火しやすい水素燃料にとって適したエンジンだ。マツダは、そのメリットを生かし1991年に水素ロータリーエンジン搭載車「HR-X」を発表。その後、初代ロードスターに搭載し、95年にはカペラカーゴに搭載し水素エンジンとして日本初の公道走行試験を実現。2001年には燃料電池車「プレマシーFC-EV」(メタノール改質方式)で日本初の公道試験を実施した。さらに04年には、水素とガソリンの両方を燃料にできるデュアルフューエルシステムのロータリーエンジンを搭載するRX-8ハイドロジェンREがナンバーを取得。06年には国内リース販売を開始する(07年にはノルウェーに30台を納入)。
今回ナンバー取得が認可された「プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド」は、RX-8同様、水素とガソリンの両方を燃料とするデュアルフューエルシステムに電気モーターを組み合わせたREハイブリッドエンジンを搭載する。これによって最高出力はRX-8より約40%向上、水素での航続距離を200%アップの200kmと改善されている。また内装プラスチック部品やシート表皮にCO2排出量削減に貢献できる植物由来の「マツダバイオテックマテリアル」を採用。トータルで環境技術を採用したわけだ。
ちなみに水素&ガソリンのデュアルフューエルシステムは、BMWが7シリーズで実用化に行われている。マツダは、この「プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド」を「RX-8ハイドロジェンRE」とともに7月に開催される“G8北海道洞爺湖サミット”期間中に行われる「環境ショーケース」に提供。展示およびデモンストレーション走行を行うそうだ。
Text:相沢耕平
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