マツダは、コンパクトカーのデミオをフルモデルチェンジし発売。新型ではダウンサイジングが図られるとともに基本性能をアップ。世界戦略車としての道を進むこととなった。
フルモデルチェンジというよりコンセプトチェンジ
1996年に「自由形ワゴン」をコンセプトに、背高ボディのコンパクトカーという新たなジャンルを築いたマツダ デミオ。そのルックスをさらにスタイリッシュに仕上げ、当時人気上昇中の女優伊東美咲さんをCFキャラクターに起用した2代目では若い女性からの支持を集めた。そして3代目では、トールボディのスタイルを一新し、コンパクトカーの潮流に逆行するかのようにダウンサイジング化。メインターゲットは、ズバリ独身女性だ。
それゆえエクステリアデザインにはかなり力が入っているようで、オーバーハングを切りつめた塊感のあるフォルムを始めとし、フロントのフェンダーラインとボディサイドの傾斜したプレスラインは、映り込む光によってそのイメージを変化させるといった、巧みな手法が取り入れられている。
インテリアでは、全体的に丸みを帯びたテイストでまとめられている。それを顕著に表しているのがセンターパネルのエアコン&オーティオの操作系で、丸形リングとシンプルなパネルの造形は、デザインの新しさを感じ取れる部分だ。
さらにシートカラーに、汚れが目立つことで敬遠されがちであった白を採用(SPORTグレードを除く)しているのも特徴。これは汚れが付着しにくい素材と製法により実現したという。またフロントシートの間には、バッグをそのまま置くことができるスペースを確保しているのも、女性をターゲットとにしているクルマらしい点といえよう。
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