ハイブリッド車だけでなく、電気自動車にとって弱点となるのは、その走行音の静かさだ。電力だけで走行する際の静かさは、歩行者や自転車を危険にさらす可能性があり、特に視力障害者にとっては、脅威ですらあるというのだが。
クルマの位置を知る基礎情報を提供
危ない!と思ったことは何度かある。商店街など、人通りの多い場所をゆっくりと走る時、ほとんど騒音を出さないハイブリッド車は、歩行者に気づいてもらえないのだ。近頃はiPODなどで音楽を聴きながら歩いている歩行者も多い。
だが、目が不自由な人たちは、耳だけを頼りに歩いている。いくら耳を澄ましていても、ハイブリッド車(または電気自動車)の走行音はあまりにも小さいので、街中の騒音にかき消されてしまう可能性は大きい。
ロータス社が研究・開発した「Safe&Sound」システムは、ハイブリッド車がエンジンを停止して走行する間、システムがアクセル開度や速度に応じて作り出したエンジン音を、フロントバンパーに設置したスピーカーから発生させるもの。出される音は、クルマの速度だけでなく加減速のフィーリングも分かるようにアレンジされるという。
英国の盲導犬協会関係者によれば、視覚障害者にとってクルマの発生する音は、道路を渡るときに安全かどうかを判断する基本的な情報であり、あまりにも静かに走行するハイブリッド車は、視覚障害者を直ちに危険にさらす可能性があるのだという。英国交通安全協会の関係者も「子供たちに道路を渡る方法を教える時、近づいてくるクルマの音にも注意するように教えます」と説明し、クルマが出す走行音と安全の関係を強調する。
[Lotus]のおすすめコンテンツ
[安全]のおすすめコンテンツ










