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[Lotus]

[2008/10/08]

本格ハイブリッドレーシングカー登場か?
ロータス スポーツ用ハイブリッドシステム

ロータス スポーツ用ハイブリッドシステム英国ロータス社が、同じく英国で高効率エネルギー車両を研究するOaktec社とのコラボレーションで、モータースポーツ用のハイブリッドシステムを開発中であることを発表した。システムが搭載される車両は、ロータスではなくてホンダ・シビックなのだというが。

ラリーやサーキットレースで活躍

世界的にローエミッションが課題とされる現在、モータースポーツの世界にハイブリッド技術が投入されるのは当然の流れと言えるだろう。国際格式のレースにハイブリッド車が登場したのは、2005年のニュルブルクリンク24h耐久レースでのレクサスRX400h(ハリヤー・ハイブリッド)が初めてで、その翌年にはスープラハイブリッドが十勝24h耐久レースで総合優勝を飾っている。だが、それ以後にハイブリッド車が好成績を挙げた例は少ないのが残念だ。

今回のロータス社とOaktec社のコラボは、Oaktec社からのアプローチで始まったのだという。Oaktec社はこれまで、ホンダのハイブリッドをベースにした研究を2004年から続けており、2006年には英国国内ラリー選手権のクラスチャンピオンを、ホンダ・インサイトで獲得しているという。

市販車プラス・アルファのクルマで競うラリー競技で一定の成績を挙げたことで、ステップアップを望んだのだろう。Oaktec社はサーキットレースにハイブリッドシステムを最適化させるために、ロータス社をパートナーに選んだのだ。
 
このコラボには、ロータス社側も熱心だ。 ロータスグループのCEO、Mike Kimberly氏は「ロータスのエンジニアリング部門は、これまで数多くのハイブリッド技術を生み出し、特に一般車向けには優れたハイブリッドプログラムを供給してきています。今回のOaktec社の提携により、我が社の技術力の高さをより広く知らしめることが出来ると考えています」と語る。

潜在能力が高い、シビックハイブリッド

両社のコラボプロジェクトには、シビックハイブリッドが使用される。1339ccのエンジンを搭載し、ミッションはCVTだ。CVTはモータースポーツには不向きでは? と思いたくなるが、常にフルパワーでクルマを駆動させるCVTの特性が、ハイブリッドシステムと良い組み合わとなるのだという。

Oaktec社はロータス社に、サーキット走行時に必要となるシステム制御ノウハウの構築を期待している。ロータスエンジニアリングのハイブリッド&電気自動車開発責任者であるPhil Barker氏は、「公道ではすでに多くの実証が済んでいるとはいえ、サーキットレースで通用させるためには、さらに多くの研究と技術的変更をしなければならない。我々は、これまでよりもパワーを発揮し、同時によりアグレッシブな回生を行うシステムを開発するつもりだ」と、意欲を語っている。

クルマには速さも重要なキーワードだ。ハイブリッドカーが、通常の燃料エンジン車と互角のレースをするようになれば、一般へのハイブリッド車の浸透が、これまで以上に加速することは間違いないだろう。そうなった時の覇権争いに勝つために、両社は投資を進めているのだろうが、そんなキナ臭い一面はさておき、今後の活躍に期待したい。

Report:染谷英一郎

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