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サーキットの狼世代の反応は? 新型ロータス ヨーロッパSが発表
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サーキットの狼世代の反応は? 新型ロータス ヨーロッパSが発表

「サーキットの狼」に憧れたスーパーカー世代にとっては、そのネーミングに特別な響きを持つロータス ヨーロッパ。その名を受け継いだ新型車「ヨーロッパS」が発表された。
[2006/06/21]

スーパーカー世代には垂涎のビッグネームが復活! だが……

1975年の生産終了以来、30余年を経てロータスのビッグネームが復活した。その名も「ロータス ヨーロッパS」。故コリン・チャップマンが、リーズナブルなライトウエイトスポーツカーとしてこの世に送り出した傑作「ロータス ヨーロッパ」の名を受け継ぐモデルだ。

ロータスヨーロッパと言えば、40才前後の世代にとって、池沢さとし氏の漫画「サーキットの狼」で主人公の風吹裕矢が乗っていたクルマとして憧れていた人も多い。現在ロータスの輸入販売元である、エルシーアイの代表取締役社長 高橋一穂氏もまさにその世代で、「自分もサーキットの狼を読んでいてロータス ヨーロッパは憧れのクルマでした。ですから今回自らが新型ヨーロッパSの発表に携われたことを非常にうれしく思っています」と述べていた。

エリーゼと共通の骨格にGTカー的要素を入れこむ

とはいえ、今度のヨーロッパにはそんな往年の面影を払拭した新しいモデルとして生まれ変わった。それを意味しているのが、車名に加わった「S」の文字であろう。車体はエリーゼで成功を収めたバスタブ型のアルミシャーシーと同じくし、インテリアもエリーゼ/エキシージの基本デザインを踏襲、昔のロータスヨーロッパとの共通点を強いて挙げるとするならば、ミッドシップの駆動レイアウトと、オールFRPとなるボディ外皮くらいである。

しかしながらピュアスポーツカーとして、走りの性能以外の要素を可能な限り排除しているエリーゼ/エキシージと比べると、エアコンや集中ドアロックの他、フルレザーのインテリアやカーペット、デュアルエアバッグ等、快適装備が追加され、低速トルクよりのGM製の2.0リッターターボ付きエンジンや、乗り心地を重視したサスペンションなど、ヨーロッパSには基本コンセプトである「グランドツアラー」としての上質感が施されている。

得意分野を活かしたスポーツカー作り

現在多くのスポーツカーメーカーが、ラグジュアリー&イージードライブの方向性に振ったモデルをデビューさせているのに対し、ヨーロッパSは1000kgを下回る車重や、6MTのみのギアボックス設定など、充分スパルタンであり、マニア好みのクルマ作りは健在である。

その点はロータス側も充分理解しているらしく、ロータス本社・海外事業部本部長のグレン・モイヤー氏も、「我々はスポーツカー市場において、価格も安めで、よりマニアック志向の強いマーケットにねらいを定めている」とコメント。自分たちの得意な土俵で勝負する、という姿勢を見せていた。

このヨーロッパS、販売は9月から開始される予定で、価格は664万6500円。年産約400台中、日本国内には80~100台が納入できるという。エキシージでは、フェラーリやポルシェからへの買い換えや買い増しのユーザーが多い、といった声もちらほら聞こえてくることから、今回デビューしたヨーロッパSは、他のスポーツカーメーカーにとって、かなり気になる存在になり得るかもしれない。

新しくなったエリーゼのエントリーモデル&JPSカラーのエキシージ

当日の会場では、ヨーロッパSの発表に合わせ、エリーゼのエントリーモデルである「エリーゼS」と、ブラックのカラーリングにゴールドのラインが刻まれた「エキシージ77」の発表も行われた。

エリーゼSは、ローバー製であったKシリーズエンジンの生産終了に代わって投入された、トヨタ製の1ZZ-FEを搭載したエントリーモデル。価格も453万円と旧スタンダードモデルより10万円ほどのアップにとどめられている。また、エキシージ77は1976年の日本グランプリでポールトゥウィンを挙げた「ロータス77」のJPSカラーをモチーフとし、ブラックにゴールドのラインやカーナンバー5のアクセントが施されるなど、レーシーな雰囲気も充分。ロータスファンなら思わず欲しくなってしまうモデルだろう。

Report : 相澤隆之
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