四輪駆動車専業メーカーのランドローバーが、スポーティさを前面に打ち出した初のモデル、それがレンジローバースポーツだ。その実力を試す徹底試乗・後編をお届けする。
良く切れるがやり過ぎではないシャープなハンドリング
4.2リッター・スーパーチャージエンジンとレンジローバーよりもコンパクトで軽いボディの組み合わせは、大抵のスポーティカーを煙に巻く速さを実現している。レンジローバースポーツの上品なイメージからすると、過分な動力性能かとも思うが、パッセンジャーカーに後塵を浴びせるのはハイパフォーマンスSUVユーザーにとってはお約束の特権なのだ。
サスペンションはディスカバリー3よりは締まったものだが、路面からの突き上げを感じさせない乗り心地は、兄貴分のレンジローバーに通じるものがある。ハンドリングはシャープではあるが極端過ぎることはない、いうなればランドローバー流の穏やかなキャラクターに、適度な重さとダイレクトな応答感を加えた感じだ。競合するハイパフォーマンスSUVには、より「切れる」ハンドリングのものも存在するが、上品なレンジローバーブランドには、このくらいのキビキビ感がふさわしく思われる。
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