ランドローバーが送り出した“レンジローバー”の名を名乗るスポーツバージョン「レンジローバースポーツ」。それは、レンジローバーやディスカバリー3と何がどう違うのか?
“速さ”というわかりやすい魅力を訴求
レンジローバースポーツはランドローバーにとって、最上級モデルたるレンジローバーと中堅グレード、ディスカバリー3との間の価格帯に位置する存在だ。ディスカバリー3のプラットフォームをホイールベース短縮して使い、レンジローバーの流れを受けるエクステリアデザインを持つ。エンジンは先にレンジローバーに搭載された“ジャガー”ユニットで、上位モデルにはパワフルなスーバーチャージドが搭載される。大柄な兄弟達と比べ、レンジローバースポーツは5シーターとしたことでサイズ的にはミディアムクラスとなり、とりわけオンロードでのパフォーマンス向上を果たしている。
レンジローバースポーツ登場の背景には、主戦場である北米プレミアムSUV市場での、カイエンを始めとするミディアムサイズ・ハイパフォーマンス車のブームがある。隆盛を極める北米プレミアムSUV市場では、オンロードでのハイパフォーマンスというわかりやすい付加価値がセールスを左右するからだ。このポイントはレンジローバースポーツでも明解。オンロード性能向上のため、基本車高はベースであるディスカバリー3よりも下げられ、ホイールベースも短縮されている。さらに“ダイナミック・レスポンス”と命名されたアクティブ・ロールバーが前後に搭載されるなど、スペック的にもアジリティ(俊敏性)向上が訴求されている。
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