ワイルドなイメージが定着しているガヤルドの見方が今後、変わるかもしれない。なぜなら、この新しいガヤルドにはもはや「洗練」という言葉の方が相応しいからである。
より戦闘的な制御モード「CORSA」も要注目
今回、ガヤルドLP560-4試乗会でメイン会場となったのは、ラスベガス・モーター・スピードウェイ。そのオーバルコースに木霊するV10の咆哮は、失礼ながらランボルギーニのものとは思えなかった。それがV10であれV12であれ、ランボのエンジン音というと従来は「濁音」の成分が多めで、お世辞にもキレイとは言えなかったからだ。しかし、LP560のそれは「美声」と評しても差し支えなく、個人的には最近演出過多な傾向が鼻につくフェラーリより好ましいとすら感じられた。初めてその姿を見たときは、アウディ的なディテールや「カドが取れた」佇まいに多少落胆したリポーターだが、このサウンドを聞いて俄然、テストへのモチベーションは高まっていった。
ムルシエラゴどうよう、リファインに際して新たに「LP」と最高出力(と4WD)を示す数字を加えたネーミングが与えられるこのクルマ、注目はやはり560psの新しいV10だろう。といっても5204ccの排気量や84.5×92.8mmのボア×ストローク、12.5という圧縮比、吸・排気双方を制御する可変バルブタイミング、そしてイタリア語だとIDSという頭文字表記となる直噴の採用など、アウトラインを見れば、それが元々アウディのS系に搭載されるV10であることは明らかだ。まあ、S系のユニットがガヤルドのV10をベースに開発されたことや、その従来のガヤルド用が…という話まで含めれば、つまりはグループ内の“建設的技術交流”の賜がこのV10ということになる。
SPEC
| 車名 | LAMBORGHINI Gallardo LP560-4 | ||
|---|---|---|---|
| 全長×全幅×全高[mm] | 4345×1900×1165 | ホイールベース[mm] | 2560 |
| トレッド(前/後)[mm] | 1632/1597 | 車両重量[kg] | 1410 |
| エンジン型式・種類 | V10 DOHC 40V | 総排気量[cc] | 5204 |
| 最高出力 | 560ps(412kW)/8000rpm | 最大トルク | 55.1kg-m(540Nm)/6500rpm |
| 燃料タンク容量[L] | 90(プレミアム) | T/M | 6速セミAT |
| 燃費[km/L] | - | 価格 | 25,331,250円(東京標準価格) |
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