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試乗インプレッション

HUMMER
オフロードではなく都市部での実用性を加味したSUV
ハマー3兄弟の末っ子H3に、2008年モデルから待望の右ハンドル仕様車が追加となった。H2のもつメカニカルな造形や高い走破性はそのままに、日本の道路事情にもマッチする最新のH3をリポートする。
[2008/04/01]
オフロードではなく都市部での実用性を加味したSUV
HUMMER H3
ハマー3兄弟の末っ子H3に、2008年モデルから待望の右ハンドル仕様車が追加となった。H2のもつメカニカルな造形や高い走破性はそのままに、日本の道路事情にもマッチする最新のH3をリポートする。[2008/04/01]
デイリーユースを可能とし幅広いユーザー層に訴求
ハマーはもともと、米軍の軍用車として開発された車両であることは、ご存知の方も多いことだろう。一時、芸能人やスポーツ選手などにもてはやされたハマーH2が、市街地では異様なほど大きさと鉄板むき出しのタフな雰囲気を放っていたのは、耐久性と機動性を最優先して作り出されたという背景によるものだ。
もちろん、現在市販されているH1、H2、H3というハマー3兄弟は軍用ではない。最大のボディサイズをもつH1こそ、基本コンポーネンツを軍用車と共有しているが、H2はシボレーのタホをベースとしているし、ここで紹介するH3は、シボレー・コロラドという日本には正規輸入されていないピックアップトラックがベースとなっている。
このH3、H1はもちろんH2と比べてもコンパクトなモデルに見えるが、全長4705mm、全幅1995mm、全高1920mmというボディサイズは、全長こそ及ばないが、全幅と全高は国産SUVの代表格であるランドクルーザーをも凌ぐ。
H3は、決してオフロードだけを走行することを目的としたクルマではない。あくまでもオンロード、とくに都市部での使用を前提とした新しいプレミアムモデルという位置付けだ。H2のような大型SUVを都市で乗り回すことがオシャレであり、ハイレベルなオフロード性能や耐久性を秘めながらも、それを日常使いすることの贅沢に共感を覚える人が少なくなかった。そこで、もう少し実用的なサイズのハマーを、ということで誕生したモデルがH3というわけだ。2008年モデルからは右ハンドル車も追加され、より幅広いユーザー層への訴求が可能となった。
もちろん、現在市販されているH1、H2、H3というハマー3兄弟は軍用ではない。最大のボディサイズをもつH1こそ、基本コンポーネンツを軍用車と共有しているが、H2はシボレーのタホをベースとしているし、ここで紹介するH3は、シボレー・コロラドという日本には正規輸入されていないピックアップトラックがベースとなっている。
このH3、H1はもちろんH2と比べてもコンパクトなモデルに見えるが、全長4705mm、全幅1995mm、全高1920mmというボディサイズは、全長こそ及ばないが、全幅と全高は国産SUVの代表格であるランドクルーザーをも凌ぐ。
H3は、決してオフロードだけを走行することを目的としたクルマではない。あくまでもオンロード、とくに都市部での使用を前提とした新しいプレミアムモデルという位置付けだ。H2のような大型SUVを都市で乗り回すことがオシャレであり、ハイレベルなオフロード性能や耐久性を秘めながらも、それを日常使いすることの贅沢に共感を覚える人が少なくなかった。そこで、もう少し実用的なサイズのハマーを、ということで誕生したモデルがH3というわけだ。2008年モデルからは右ハンドル車も追加され、より幅広いユーザー層への訴求が可能となった。
オンロード性能とオフロード性能を両立
H3のインテリアは、外観から想像するスパルタンな雰囲気とは、ひと味違う。機能優先で武骨なコックピットをイメージしがちがだが、他の大型SUV同様に高品質な作り込みが施されている。乗員が手で触れる部分の質感や触感は高品質なものだし、操作系スイッチ類のデザインやレイアウトも、欧州SUVと比較しても遜色のない完成度をもつ。
リアシートに座ると、左右のウインドゥがライバルと比べて小さいことに気付く。広いウインドゥがもたらす明るい室内空間という観点ではマイナスポイントになるが、これもハマーの個性と捉えることができる。シート自体のサイズやレイアウト、足元や頭上のスペースは十分で、ゲストを乗せたとしても不満の声はあがらないはずだ。
2008年モデルのH3は、直列5気筒3.7LのVOLTECエンジンを搭載。組み合わされるトランスミッションは、5速MTと4速ATの2タイプだが、今回試乗したH3ラグジュアリーは、4速ATとなる。搭載される直列5気筒エンジンは、直列6気筒に匹敵するスムーズさと、直列4気筒並みのコンパクトさと経済性を兼ね備えているといわれている。トルク感は十分で、発進直後から発生する太いトルクにより、車両のサイズや重量を意識せずに軽快に走らせることができる。しかし、6気筒と同等のスムーズさというわけにはいかず、高回転まで回すよりも低中回転域でのトルクを生かしながら転がす……というイメージだ。高速でのクルージングは、いたって快適。サスペンションのストロークは大きめだが、強い揺り戻しなどもなく、路面のギャップを超える際にも高い収束性を発揮した。
スパルタンな外観と快適なインテリア、そして高いオンロード性能とオフロード性能を両立させたH3、GMにとって新たなユーザー層を開拓するモデルとなって欲しい。
Report:菊谷 聡
リアシートに座ると、左右のウインドゥがライバルと比べて小さいことに気付く。広いウインドゥがもたらす明るい室内空間という観点ではマイナスポイントになるが、これもハマーの個性と捉えることができる。シート自体のサイズやレイアウト、足元や頭上のスペースは十分で、ゲストを乗せたとしても不満の声はあがらないはずだ。
2008年モデルのH3は、直列5気筒3.7LのVOLTECエンジンを搭載。組み合わされるトランスミッションは、5速MTと4速ATの2タイプだが、今回試乗したH3ラグジュアリーは、4速ATとなる。搭載される直列5気筒エンジンは、直列6気筒に匹敵するスムーズさと、直列4気筒並みのコンパクトさと経済性を兼ね備えているといわれている。トルク感は十分で、発進直後から発生する太いトルクにより、車両のサイズや重量を意識せずに軽快に走らせることができる。しかし、6気筒と同等のスムーズさというわけにはいかず、高回転まで回すよりも低中回転域でのトルクを生かしながら転がす……というイメージだ。高速でのクルージングは、いたって快適。サスペンションのストロークは大きめだが、強い揺り戻しなどもなく、路面のギャップを超える際にも高い収束性を発揮した。
スパルタンな外観と快適なインテリア、そして高いオンロード性能とオフロード性能を両立させたH3、GMにとって新たなユーザー層を開拓するモデルとなって欲しい。
Report:菊谷 聡
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