ホンダが、純正ナビゲーション システムを大きく進化。豪雨地点予測や地震情報などを取り入れた新世代シリーズを発表した。ニューモデルはこの秋発売のフィットから順次採用される予定だ。
ホンダ自慢のフローティングカーシステムとは?
1981年に「ホンダ エレクトロ ジャイロゲータ」と呼ばれる、カーナビゲーションの先駆けとなるモデルをいち早く発売したホンダは、次々と先進的技術を取り入れ、純正ナビの性能アップを牽引してきたメーカーだ。そんなホンダが近年最も力を入れているのが、ナビ本来の性能アップに特化した商品展開である。
大容量・高速処理化が進んだ近年のカーナビでは、その性能をどのように活かすかによって商品の性格や魅力が大きく左右されるが、ホンダは目的地までのルート案内の精度の高さや利便性といった、ナビ本来の性能向上に技術を注ぎ込んでおり、その部分が強みとなってユーザーからの支持や技術アドバンテージを得ている。そのナビ機能の中で最も特徴的なコア技術が、相互通信機能を用いた「フローティングカーシステム」と呼ばれる機能だ。
これは、自車と同じルートや同方向に向かうホンダ インターナビ装着車が残したデータを考慮し、目的地までの最短のルートや所要時間、渋滞情報といった走行情報を算出する機能のこと。通常のカーナビでは道路情報はVICS・FM多重情報に依存するが、ホンダ インターナビでは、VICS ・FM多重情報に加えて、直前にその道を走ったクルマの走行情報や過去に蓄積した同時間帯の走行情報などを加味することで、より精度の高い情報提供を実現している。
また、フローティングカーシステムは高速道路の走行状況を車線別に表示できるなど、同システムならではのVICSにはない便利な機能も組み込まれている。なお、フローティングカーシステムは、年会費無料のインターナビ プレミアクラブの会員になることでサービスが受けられる。データ通信には携帯電話のパケット通信を使う。また、WILLCOMの専用通信カードを使うことで月額定額の通信費(1,000円)でサービスを受けることもできる。同クラブは2002年のサービス開始以来、現在約53万人のユーザーを抱え、データの累積走行距離は2.5億kmにも及ぶ。この会員数と走行距離が伸びるほど、より精度の高いルート案内が可能になるわけだ。
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