1995年のデビュー以来、3代目となった「ホンダCR-V」。今やアメリカを始めとする世界160カ国以上で販売されるこのモデルは、すでにライトクロカンというイメージは払拭されていた。
ますます大きく、風格の増したボディ
「スズキ エスクード」が火付け役となり、「トヨタ RAV4」とともにライトクロカンのジャンルで大ヒットを飛ばした「ホンダ CR-V」も3代目となった。そのボディサイズは、先代より全長は+160mmの4335mm、全幅も+35mmの1820mmと拡大され、ボリューム感が増している。これはライバル車に当たる現行RAV4と比較しても、全長は185mmも長い。そのためか見た目の存在感はひとクラス上の「トヨタ ハリアー」に迫ろうか、というほどである。
そう感じられる理由のひとつが、押し出し感の強いフロントビューだ。大型のプロジェクターヘッドライトは、ボディサイドまで回り込み、バンパー上部に設置されたフロントグリルと一体化されたデザインで、ボンネットのグリルと合わせ、フロント全体で二段構えのような特徴あるスタイルを表現。しかもグリルにはメッキ素材が使用されるなど、エレガントで高級感ある雰囲気も持ち合わせている。縦方向に厚みのあるこのデザインには、“ライトクロカン”といった類の表現はもはや適切ではなく、逆に重厚感溢れるもの。先代モデルのユーザーはもとより、クルマ好きのなかでもハッキリと好き嫌いが分かれそうなデザインである。
サイドからリアにかけての眺めも大きく変わった。それはフロント同様、全体的に厚みが増したほか、サイドウインドウはフロントからリアまでアーチを描くデザインで、クォーターピラーがブラックアウトされるなどスタイリッシュな印象。さらにリアまわりでは、テールゲートがサイド開きから一般的な上下開閉タイプとなり、同時にスペアタイヤも廃されている。
これによりリアのデザインにおける自由度が増したのだろう。初代からのデザインアイデンティティである縦型のコンビネーションランプは踏襲されつつも、リアウインドウは傾斜がきつくなり、デザインコンシャスな立体的な造形が可能となった。またサイドとリアのバンパー下には凹凸のプロテクトモチーフ処理が施されているのは、クロカンイメージを程よく演出するのに一役買っているアイテムといえそうだ。
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