日本市場には未導入ながら、多大な注目を浴びているフィアット500。その発表以来、イタリア本国だけではなく、ヨーロッパ各国で好調なセールスを記録するフィアット500が2008ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
発表から4か月で欧州Aセグメント2位に付ける
ヨーロッパ諸国の22か国から選出された計58名の著名モータージャーナリストで構成されるヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員会によって、2008年のカー・オブ・ザ・イヤーにフィアット500が選ばれた。同賞は、過去12か月の間にヨーロッパの5か国以上で販売された新型車が対象とされる。選考は、デザイン/快適性/安全性/経済性/運転のしやすさ/走行性能/実用性/環境性/価格などの要素が審査され、とくに革新的な技術とコストパフォーマンスは重要な要因となっている。
今回受賞したフィアット500は、1957年にデビューし、世界中からチンクエチェントの愛称で親しまれた「NUOVA 500」の後継車ともいうべき存在。その誕生から50周年にあたる今年7月8日の発表時には、イタリア本国はもとより、ヨーロッパ各国を中心にジャーナリストや各界著名人が集まり、その数は63か国約7000名も数えるほどだった。その発表からわずか4か月のうちに、イタリアとフランスの2カ国での注文台数は10万5000台を数え、ヨーロッパのAセグメントにおけるシェアは、フィアット・パンダの21.2%に続く、14.1%の2位となっている。
フィアット500が同賞を受賞した最大の理由が、Aセグメントのクルマにおいて画期的ともいえる安全性。全長3.55mほどのコンパクトボディにも関わらず、ユーロNCAPの安全性能テストで5つ星を獲得し、さらに7つのエアバッグを標準で装備している。これら2点はフィアット500がエントリーするAセグメントにおいては初めてのこととなる。それらの優れた技術が、50〜60年代のチンクチェントを彷彿とさせるレトロチックなボディに凝縮されている点も、評価されたポイントとなっている。なお、ドイツの自動車雑誌「Stern」が主催する2008ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーの受賞セレモニーは、2008年1月28日にベルリンにて行われる。
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