かねてから噂されていたスモールフェラーリがいよいよ姿を見せた。その名もオープンクルージングの雰囲気がピッタリの「フェラーリ カリフォルニア」だ。
新たなメカニズムや装備が続々搭載
先日富士スピードウェイで開催された「フェラーリ・フェスティバル・ジャパン2008」で、史上最多のフェラーリ490台によるパレードが行われギネス記録を更新するなど、国内外に話題を提供しているフェラーリであるが、その興奮も冷めやらぬ翌日、突如として姿を現したのがニューモデル「フェラーリ カリフォルニア」だ。
この新型フェラーリは、最近では612スカリエッティ、430スクーデリアに次ぐモデルで、612スカリエッティをフラッグシップとするプレステージ・スポーティ・グランドツアラーセグメントに位置づけされる。ボディは“カリフォルニア”のネーミングからイメージする通り2シーターのスパイダータイプで、リトラクタブルハードトップを備える。またシャシーとボディワークはアルミニウムで構成されているとのことだ。
お馴染みピニンファリーナによってデザインされたエクステリアは、スマートなフロントまわりにボリューム感のあるリア、そしてサイドからリアフェンダーアーチにかけて大胆なボディラインを構成するなど、コンパクトなボディながら充分すぎるほどの迫力を持っている。
エンジンはF430と同じ4.3リッターV8が採用され、駆動方式はFRとなるが、その搭載方法は前軸後方にレイアウトする、フェラーリとしては初のフロントミッドシップ。このV8ユニットには、フェラーリではお馴染みとなるクランクピンを左右バンクで共用する“フラットクランクシャフト”とともに、新たに直噴システムを採用。最高出力はF430よりやや少ない460CV/7500rpmを発生する。
またパワートレーンには、運動性を高めるべくトランスミッションをリアアクスルの前方に配置するトランスアクスルレイアウトが採用。さらにフェラーリ初のデュアルクラッチトランスミッションも組み合わされる。これにより0-100km/h加速は4.0秒というハイパフォーマンスを発揮しつつも、低燃費と310g/kmというこの手のスポーツモデルとしては少ないCO2排出量を実現している。
さらにF599 GTBフィオラノにも採用されているF1-Tracと呼ばれるトラクションコントロールシステムも用意。ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックディスクが標準装着されるなど、先進デバイスや最新テクノロジーも多く搭載されているようだ。
インテリアの写真は公表されていないものの、全く新しいシートやステアリング、インパネ、インフォメーションシステムといった装備が搭載されるという「フェラーリ カリフォルニア」。そのお披露目は今年9月に開催されるパリサロンとなる。
Report:相澤隆之
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