ダッジブランドで唯一のSUVモデルとなる「ナイトロ」。サイズはチェロキーと同じくらいで、エンジンは3.7リッターV6を搭載する。
走りの期待が膨らむパッケージ
ついにダッジが日本にやってきた。今回、同ブランドのジャパンプレミアと同時に発表された4車種に共通して言えるのは、どのモデルも設計が新しいということ。つまり、従来からアメリカで販売されていたモデルを日本に持ってきたのではなく、どれもアメリカでこの1年以内に発表されたニューモデルばかりなのだ。ここで紹介するナイトロは、2005年2月のシカゴショーでコンセプトが発表され、生産が開始されたのは、2006年8月とつい最近のこと。つまり、まっさらの新型車と考えていい
一方で、同ブランド初のSUVで、発売開始も最近と聞くと、その実績の少なさに不安を感じる人がいるかもしれないが、その点については大きな安心材料がある。というのは、ナイトロが生産されるクライスラーグループのオハイオ工場は、タフネスの象徴と言えるジープ ラングラーを10年以上生産し、さらにチェロキーの組み立ても担当する、オフロードカー作りにおいて実績のある工場だからだ。
エクステリアは、ダッジのデザインDNAである大型グリルにクロス(十文字)マークを組み合わせた、一目でダッジとわかる顔に仕上がっている。デザインは、クラブシェル型のボンネットフードの採用や、スクエアを基調にオーバーフェンダーが張り出したフォルムなど、タフネスを感じさせるルックスとなっている。ボディサイズ(本国仕様)は、全長4544mm×全幅1857mm×全高1775mm。日本のSUVに当てはめるとホンダ CR-Xとだいたい同じで、各寸法が数cm大きい程度。アメリカンSUVと聞くと大きそうなイメージがあるが、ナイトロはその中にあって比較的取り回しやすいサイズといえる。
搭載エンジンは、3.7リッターV6。今回の発表イベントは「お披露目」が主な目的で、正式発売は数ヶ月後となるため、スペックなどの詳細はまだ公表されていないが、おそらくこのエンジンはチェロキーなどにも積まれる、クライスラーグループの新世代のSOHCユニットだろう。だとすれば、スペックは最高出力204ps、最大トルク31.3kg-m前後と推測できる。
なお、採用されている4WDシステムは、2WDと4WDを切り替えられるパートタイム式。このクラスのAWDモデルはFFをメインとする車種が多いが、ナイトロのそれはFR(後輪駆動)がベース。サスペンションは、フロントが独立懸架で、リアがリジット式。ステアリングはラック&ピニオン、ブレークは前後ディスクとなっている。走りもなかなか期待できそうなパッケージである。また、日本には右ハンドル仕様が導入されるのも歓迎すべきニュースだろう。
※DrivingFutureでは、このクルマ「Nitro」をこれまで“ニトロ”と紹介してきたが、日本での車名にはアメリカ的発音の“ナイトロ”が採用された。
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