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[DAIHATSU]

[2006/10/19]

パリサロン2006 特集
ダイハツ D-Compact X-Over

ダイハツ D-Compact X-Overダイハツは、内装をとても豪華に仕立て上げた、流麗なコンセプトカーをパリサロンで発表した。スタイリングを手掛けたのは、イタルデザインだ。

外装は薄化粧、内装は厚化粧?

著名デザイナーが手掛けたからといって、それが必ずしもカッコ良く見えるとは限らないが、ダイハツが、ジョルジュエット・ジウジアーロ率いるイタルデザインとコラボレーションを組んで仕上げたコンセプトモデル、D-Compact X-Overは、実際のところ、とても良くデザインされたコンパクトカーだった。

どこが良かったかというと、ひとことで言えば薄化粧なのにキレイなところだろうか。「カッコいい」にも色々あるが、大まかにはスポーツカーのような見た目が派手なタイプと、シンプルだけどラインがキレイで、なんとなくカッコ良く見えるタイプに分けられると思う。D-Compact X-Overは明らかに後者だ。

聞くところによると、このクルマのコンセプトは、毎日の移動が楽しくなるコンパクトカーだとか。小さなエンジンで動くコンパクトカーは排出する有害ガスが少なく、燃費も良く、取り回しも良いことから、エコ コンシャスなクルマとして脚光を浴びている。D-Compact X-Overは、コンパクトカーが元来持つそれらの魅力に加え、通勤や買い物といった日常の移動が楽しく感じられるようなクルマが目指されている。

なんとなくカッコいいその外観も、所有欲を満たすという意味でコンセプトにマッチするが、それより内装がまたスゴイのだ。まるで、1000万円カーのごときステアリング、ダッシュボードやピラーには上質なバックスキンが張りつめられ、艶のあるウッドパネルがさりげなく散りばめられていて、シートはもちろん本革張り。おまけにルーフは全面ガラス張りで、とてもリッチな気分が味わえそうな雰囲気に仕上がっているのだ。

「小さな高級車」というコンセプトは、欧州にはずいぶん前からあって、フランスには例えば15年以上前に、ルノー・サンク・バカラのような下駄グルマを豪華に仕立て上げ、高級車を作る文化があった。その手法なら、D-Compact X-Overのようなクルマの実現も現実味を帯びてくる。コンパクトカーとプレミアムカーの両方が注目されている時代だからこそ、「ラグジャリースモール」を求める人は増えていくかもしれない。

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