ダイムラークライスラーは東京モーターショーで、日本人デザイナーが手掛けたデザインコンセプト「あきの」を初公開する。
くつろげる室内を独自の方法論で実現
「クライスラー あきの」は、乗員5名がゆったりくつろげるインテリアを、コンパクトなワンボックス・スタイルで実現したスタディモデルだ。デザインを手掛けたのは、アメリカ在中の日本人デザイナー、土屋あきの氏。日本で生まれ、大学を卒業した後に渡米。アメリカのアートセンター(デザインスクール)を卒業した彼女は、「バイパー」や「プローラー」といったかつての個性的なコンセプトカーを生産車として発売してしまうような、リスクを恐れず突き進むクライスラーの企業姿勢に刺激を受け、同社の門を叩いたという。
99年のデトロイトショーで発表された「シタデル」のインテリアを担当し、その後もキャリアを積んでいった30代の女性デザイナーは、自身が追求する独自性とクライスラーが尊重する多様性を兼ね備えたキャビンを今回のコンセプトカー「あきの」で表現。回転式の助手席やソファー感覚で座れるリアシートも、そうした自由な発想から生まれたのだろう。
また、日本でお披露目されるショーモデルということに焦点を合わせてか、カーペットと組み合わされる竹製のフローリングフロアや燭台など、日本人が好みそうな和テイストを盛り込んだあたりも「アメリカ車」としてはユニークだ。素材は天然材とリサイクル可能な合成繊維を使うなど、環境にも配慮している。
エクステリアは、単なる“箱”ではないシルエットを完成させるために、何枚ものサムネイルスケッチを描き、その中の無意識に描いた1枚のスケッチから、このデザインがひらめいたそうだ。
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