GM社が2009年モデルとして登場させるキャデラック・エスカレードのハイブリッドバージョンを発売した。
通常走行時は4気筒だけで走行
GM社から大型高級SUVセグメントでは世界初の登場となる、2009年モデルのキャデラック・エスカレード・ハイブリッドの発売が今月から開始される。このハイブリッド技術を搭載したエスカレード・ハイブリッドは、2モードハイブリッドを備えており、従来モデルに比べて5割の燃費向上を果たしたという。
エスカレード・ハイブリッドが記録した燃費は、EPA(合衆国環境保護庁)基準による測定で、市街地モード20マイル/ガロン(約8.47km/L)、ハイウェイモード21マイル/ガロン(約8.88km/L)を達成しているというから確かに、これまでの大型SUVでは考えられない低燃費といえる。
この低燃費を実現させたのは、2モードハイブリッドと呼ばれる技術だという。これは、アイドリング時や低速走行時に電気モーターで走る従来タイプのハイブリッド機能に加え、一定の速度で走る時にはボルテックV8エンジンの片側バンクを停止させ、4気筒エンジンとして走る機能が加えられたシステムだ。キャデラックのゼネラルマネージャのJim Taylor氏は「マーケットの関心が低燃費に移っている昨今、唯一キャデラックブランドだけが、このセグメントにハイブリッド車を提供できた事を誇りに思う」と語る。
北米でのメーカー希望価格は7万1685ドル(約789万円)と高めの設定だが、同等の装備を施した通常エンジンモデルに比べての価格上昇は、わずか3600ドル(約39万6000円)だとGM社は説明する。およそ高級車に求められる装備や技術はすべて標準装備されており、4WDとパワーランニングボードだけがオプションとなるのだというから、オーナーにとっては、ハイブリッド化による価格上昇は気にならない範囲とも考えられる。
キャデラックブランドのエコSUVといえば、今年1月11日にDriving Futureで紹介したプロボーグ・フューエルセルがある。こちらの市販化に関する情報は、現在のところ明らかになっていないが、GM社としては、実現性のあるハイブリッド技術を使うことで、セグメント内でのエコ対応技術を強調する狙いがあったのだろう。
日本に輸入された場合に、どれぐらい価格が上昇するかは見えないが、900万円台前半でリリースされれば、日本でも人気になる予感がする1台だ。
Report:染谷英一郎
[Cadillac]のおすすめコンテンツ
[新車情報]のおすすめコンテンツ














