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BMW ConnectedDrive
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Googleとの提携で車内環境を大きく変える
BMW ConnectedDrive

約10年前に始まり、今や10カ国で提供されているBMWコネクテッドドライブが、検索エンジン大手「Google」との提携やRSSフォーマットの導入で大幅に進化した。
[2008/02/05]

グーグルとの提携やRSS採用のメリットと、日本での可能性

BMWの「コネクテッドドライブ」とは、携帯電話や無線LANを経由しての情報交換を利用した総合ドライバー支援システムのことだ。これは、緊急事態発生時に必要な措置を素早く提供する「BMWアシスト」、車両周辺の駐車場の場所や空き具合、株価速報、ニュース、目的地の天候といった総合情報ソースの提供サービス「BMWオンライン」、車両盗難に対応する「BMWトラッキング」、車両情報からサービスカルテを更新し、メンテナンスを行う際のサービス作業の効率向上を目的とした「BMWテレサービス」の4つの特長的なプログラムが含まれている。

今回、コネクテッドドライブが検索エンジン大手のGoogleと提携したことで、サービス内容が大幅にアップするという。例えば、オープンしたてのレストランや珍しい観光地など、これまで探し難かった目的地情報は、これまでは自宅で検索した結果をプリントアウトしたり、地図やガイドで事前にチェックする必要があった。それがコネクテッドドライブでは、車内で簡単に検索することが可能になる。システムはGoogleマップとも連動しており、探し当てた場所をナビゲーションシステムに入力することが出来るほか、自宅やオフィスのコンピュータでGoogle検索しておいたデータを車両に転送して利用することも可能だ。RSSも対応しているから、最新のネットニュース番組などを車内のモニターに表示して見ることなども出来る。

この新世代システムは、イギリス国内では2008年内に販売される3万台の新車に搭載される予定だが、さらに将来技術として、例えば事故情報をすばやく共有することで2次被害を食い止めようとするコネクテッドドライブを装備した車両間同士の通信も研究中だという。

残念ながら、日本市場向けでは、コネクテッドドライブはオペレータによる情報提供アシストの一部が行われているのみで、フルサービスは提供されていない。その理由をBMW側は明らかにしていないが、日本独自の携帯電話システムの複雑さや発達したナビゲーションシステムの存在があるのではと考えられている。日本の携帯電話会社はデータ通信に各社独自のフォーマットを使用しており、互換性がないこと。また、日本市場におけるナビゲーションシステムは、地図だけでなくエンタテイメント情報を含む膨大なデータを車内に独立して保有する方式が既に一般的に普及していることも理由の一つであろう。しかし、現在は一部の国でのみ使用可能となっているコネクテッドドライブを将来的には全世界規模に広げたいとBMWは考えており、日本の今後の携帯電話の状況の変化次第では、コネクテッドドライブのメリットを享受出来るようになる可能性は高そうである。
 
Report:染谷英一郎
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