メルセデス・ベンツが、「もっともクリーンなディーゼル」と呼ぶエンジンを搭載した3モデルを北米市場で発売を開始した。
AdBlueインジェクションがNOxを激減
Driving Futureでも3月28日のニューヨークショーのレポートの中でお伝えした通り、メルセデスベンツは、北米市場に積極的にディーゼル車を投入する意向を持っていたが、このたび、ショーで発表されたモデルが発売された。
今回発売されたのは、「R320 BlueTEC」、「ML320 BlueTEC」、「GL320 BlueTEC」の3台で、3モデルに共通するV6エンジンは、注目のAdBlueインジェクションを装着している。排気量2987cc+ターボで、出力は155kW/540Nmを発揮。燃費は、「GL320 BlueTEC」の場合で9.5L/100km(約10.52km/l)だという。この数値により、「GL320 BlueTEC」は、北米市場でもっとも燃費の良いフルサイズSUVということになるのだと、メルセデス・ベンツは言う。
従来のV6エンジンはAdBlueインジェクションを装着することで、モディファイされることになる。具体的には、燃料混合プロセス最適化のためにピストンクラウンが変更され、圧縮比が17.7から16.5に低められた。また、ターボチャージャーやエンジンコントロールユニットもモディファイされているという。
北米市場には、これまでも「E320 BlueTEC」が投入されていたが、そちらは今回の新型車発売に伴うエンジン変更はされず、AdBlueインジェクションのない、通常型BlueTECエンジンのままとなる。これについてメルセデス・ベンツ社は、「AdBlueインジェクション方式は、大型SUVやビッグセダンなどに有効だからだ」と、エンジン特性の棲み分けについて説明している。
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