メルセデス・ベンツ社がパリショーで発表する「コンセプトFASCINATION」は、同社がクーペを新解釈したというデザインスタディモデルだが、新エンジンを発表するメディアとしても機能している。
細部までデザインチームが全力を注いだ習作
エキサイティングで力強さが強調されたフロントマスク、Bピラーレスで伸びやかなサイドウインドウ、Vシェイプが特に強調されたリア。パッと見ただけでも、それが斬新で洗練されていることが分かるが、もっと細かな場所にも、徹底したデザイン手法が散りばめられているという。
そんな「コンセプトFASCINATION」をメルセデス・ベンツ社は、「自動車デザインにおける稀少な宝石だ」と表現する。ダイムラーAGの取締役Dr.Dieter Zetscheによれば、それは「メルセデス・ベンツの長い伝統を継承しながら新しく解釈したクーペ」であり、同社の開発研究部門責任者のDr.Thomas Weberによれば、「新しいデザインイディオムを発表することを通し、将来のトレンド基準を創出する」というものだそうだ。
「コンセプトFASCINATION」のボディは、名はクーペだが実際は3ドアハッチバックである。ミドルサイズの新型Eクラスをベースに、前後に伸びたワゴンにも見えるスタイリングが特徴だ。余裕ある全長は、室内の居住性にもメリットをもたらしているといい、さらに室内空間は広さ以外にも、ウッド、アルミニウム、スモークガラスといった素材感の違いが融合することによって、高級感溢れる独特の雰囲気に彩られている。
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