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自動車以外すべてローテク

[日記 | 2007/12/07]

私は、いつもドイツの自動車を褒め称えている。そこでエコ贔屓しているのではないかと思われると困るので、たまにはこの国の辛口評もレポートしてみたいと思う。今回はドイツ製自動車以外に使われているハイテックに関して。

ドイツの表玄関であるフランクフルト国際空港を中心に、ルフトハンザは他の航空会社と同じように最近ではE(エレクトロニック)チケットを導入して効率化を図っている。

確かに従来のような古典的な紙のチケットでは、旅行代理店に取りに行かねばならなかったり、郵送してもらったりでとても面倒だった。それが電話一本で予約と料金を確認し、チケットを持たずにパスポートあるいはIDカードだけを持って直接チェック・インできるのはとても便利である。また紛失を心配することもない。さらに紙を余計に使わないので環境にも優しい。良いことずくめである。

ところがルフトハンザはこのEチケットに加えて、さらなる合理化を敢行した。自動チェックイン・システムである。まあ、要するに現在日本ではあたりまえになっている鉄道の改札口と同じものを登場ゲートに設置したのである。この機械の読み取り時間の遅いことといったら酷いもので、およそ10センチ四方のスキャン・スクリーンに搭乗券をかざすのだが、なかなか感知してくれない。載せた場所が悪いのかと移動させたりしていると最低10秒は間違いなくかかってしまう。

さらに酷いのは、このシステムを使用できるのは前述のEチケットだけなのだが、説明がはっきりしていないので普通のチケットでこの自動改札口へ入ろうとする乗客も現れ、そうなるとパニックで当然のように列が出来てしまう。これならば人間がやっている方がずっと早い。

おまけに、これがまた良く故障するくせに、故障中である表示も出ない。私がとっさに撮影した写真のようにずっと緑のGOサイン矢印が点灯したままだ。そんなわけでまたまた乗客が殺到するので登場口はパニック。結果、20-30分の遅れは当たり前の状況になっている。

だから最近ではLufthansa(ルフトハンザ)ではなくてLatehansa(レイトハンザ:遅れハンザ)と言うらしい。

(木村好宏)

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木村好宏
木村好宏
ドイツ在住の木村好宏氏と新進気鋭のドイツ人ジャーナリスト Alexander Ostern(アレキサンダー・オステルン)氏が、現地からの生情報をお届けします。

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